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help リーダーに追加 RSS 2ヶ月の政治空白を空白で終わらせてはならない

<<   作成日時 : 2007/09/24 20:00   >>

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 安倍総理の9月12日の辞任表明会見ほど、痛々しい最高権力者の記者会見を私は見たことがない。顔色・声の張り・覇気を失った日本の指導者の姿。9月23日朝日新聞朝刊には、日本の総理を取り巻く寒々しい危機管理能力が描かれていた。総理異変の兆しは8月上旬に既に見られたそうだ。8月の外遊も上の空だった。しかもその間、APECで各国首脳と会談し約束までしている。判断力を失った指導者が、1月以上も日本の最高責任者として居続けたのだ。
 参議院選挙から安倍総理退陣・福田総理誕生までの約2ヵ月政治はまさに空白であった。この2ヶ月間に国家の一大事が起こらないと誰が言えるのか、大地震が来ないと誰が断言できるのか。それほど日本を取り巻く世界情勢・自然災害は平穏ではない。APECでは判断力を失った日本の最高権力者が世界へ大見得をきり、国連総会には日本の総理は欠席。この二ヶ月は空白どころか日本にとってマイナス以外の何者でもなかった。
 当然安倍総理は無責任の誹りは免れない。しかし安倍総理個人だけの責任といえないのではないか。総理周辺は総理の異変に気付きながら放置された。自民党・最高責任者の健康管理もだれもやっていない。安倍総理が入院した後も、臨時代理は置かれず首相不在が10日以上も続く。「入院先から官邸までパトカーがつけば5分くらい」と官房長官は臨時代理を置く必要はないとの見解を示す。しかし、24日の安倍総理の会見を見る限り、もはや国家一大事の判断力を安倍総理は持ち合わせてはいないのではないか。情熱と判断力、いずれも失った指導者は指導者たりえない。その政治家を指導者として約2ヶ月担ぎ続ける自民党そのものに危機管理能力が著しく欠如していると言わざるを得ない。それは即、政権担当能力がないということになる。
 安倍総理辞任に関しては安倍総理個人の非難だけで終わらせるべきでない。参議院選挙から約2ヶ月の政治空白を単なる「空白」に終わらせるのではなく、せめて日本の危機管理について考える契機にすべきではないか。日本人は平和と水はタダだと思っている、日本の危機管理能力が問われている、こう言われ続けて久しい。「経済一流、政治三流」という汚名返上は百年河清を待つしかないのか。せめて教訓でもなければ、この二ヶ月間真面目に働いて税金を納めている国民に対して、政治には空白があるのです、では申し訳がたたないではないか。

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